春酒

昔、台湾にいた頃の話。旧正月が明けた頃にそのシーズンがやってくる。「春酒」チュンジョウ。家族や会社の従業員が集い、あっちゃこっちゃで新年おめでとう快楽の大宴会が模様される。普段は焼き鳥屋で帰りに一杯なんていう習慣がない台湾の人々も、このときとばかり乾杯カンペイの嵐である。一応いっとくと、台湾でも忘年会(尾牙)はあるし、会社ではその規模は結構大掛かりに開かれる。ということで、春酒のシーズンに開かれる接待をしたりされたりした後は、もう肝機能はボロボロである。

昨日、昔の仲間を招いて隣の公園を望みながら花見を行った。美味しいワインと相方の手作り料理、そして最近はこれで酔えると愛飲しているハイボール缶でカンペイ!カンペイ!で楽しい時間を過ごした。でも、不覚にもちょっと飲みすぎて、夜の7時前には寝てしまった。朝がたに目が覚めるまで、台湾の乾杯の嵐のシーンをどうやら夢で見続けていたような気がする。そんなことで春酒のことを思い出した。でも、楽しかった!