結構な機材がスタジオに溢れている。2年前に一度断捨離すべく業者さんに来てもらう段取りまでつけていたが、コロナが恐ろしく猛威を振るい始めたので中止した経緯がある。また、コンピュータもいろいろなソフトやプラグインがプラグインがされていて、そろそろダイエットが必要になってきている。
最近、そもそも歳をとってどんどん高齢になってくると片付けることが苦手になってくることに気がついた。気持ちとしてはもっと身の回りをシンプルにしたいと思っていても、現実は片付けられないモノに溢れて暮らしている。人間の器と同じであり一定以上には器量を増やすことはできないのに、どうしてこうなるんだ。
DAWを使ったサウンド作りもそうだ。あれもこれもと考えていると、どんどんチャンネルが増えてくる。あとはミックスでなんか!といっても後の祭りである。最近聴いている音楽はどれもこれも至ってシンプルな構成なのに、結構音圧があり、耳のなかに音が重なり合って心地よく響いてくる。こういうプロの技はちょっとやそっとでは真似できない。それがプロであり、そのプロ達を支える音響のプロたちもいる。敬意を払いたい。